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- 熟女(女性告白)

大学生の甥が我が家で下宿することに
私は35才のバツイチです。
2年前の夏のことです。
離婚したばかりの時で気は楽でしたが、幸せそうな夫婦を見てはやはり寂しい思いもありました。
そんな時に田舎で父の法事が行われ、かれこれ10年以上会ってなかった甥っ子と顔を合わせました。
甥っ子は私の姉の子で、この時ちょうど18才で大学生になったばかりでした。
最後に会ったのは私の結婚式の時でしたが、子供の頃とは全然違い、すっかり大人の男性っぽくなっていました。
父の法事ではありますが、会いたくもない親戚が集まって、法事とは名ばかりの酒の席です。
私の顔を見れば、
「小さい子供がいるのにどうして離婚なんか」
という話ばかりされます。
それが嫌で、小学校に上がったばかりの息子と、二人で離れたところに座って静かにしていました。
まだ幼い息子も、知らない大人が大勢集まって飲んで騒いでいる酒の席にいても楽しいはずがありません。
ところがそんな私たちの状況を見かねた甥っ子が、息子を外に連れ出して遊んでくれたんです。
法事も終わって東京に帰る私たちに、
「お兄ちゃんも東京だから一緒に帰ろうか」
と甥っ子が声を掛けてくれました。
帰りの列車の中で話を聞くと、甥は東京の大学に通っており、私たちの住んでいる家の最寄り駅から3駅のところで下宿生活をしているというので驚きました。
甥は小学校の先生になりたくて大学で勉強しているそうで、子供と遊んだり勉強を教えたりするのが大好きなんだそうです。
そのことがきっかけで、時々我が家に来ては息子の相手をしてくれるようになり、息子も甥を慕って遊んでもらったり勉強を教えてもらったりと、とても嬉しそうにしています。
しばらく経つうちに、甥の訪問回数が増え、息子にせがまれることもあって、週末はほぼ我が家に泊まっていくようになりました。
「お兄ちゃん、ずっと一緒に住めば良いのに」
息子は甥が日曜日に帰っていくのが嫌で、べそをかきながらいつもこう言いました。
私も息子の表情や態度を見ていてとても不憫に思い、甥に大学を出るまでの間は私の家で下宿しないかと思い切ってお願いしました。
甥は少し考えて、
「ここに住まわしてもらうのは構わないけど、叔母さんから僕の親に話しをしてくれないか」
とのことでした。
私はすぐに姉に電話をし、私の息子のことや甥の家賃のことも含めて話をしました。
姉も妹の私が小さな子供との二人暮しよりかは甥がいた方が何かと役に立つだろうし、防犯にもなるだろうということで賛成してくれました。
もちろんタダといういう訳には行かないからと、甥の月々の食費を送ってくれるとのことでした。
話が決まれば早いほうがいいので、早速甥はその月末にアパートを引き払い、私の家に下宿することになりました。