泥酔
画像はイメージです

 

泥酔状態の私を童貞君が迎えに来てくれた

 

お酒の失敗談なんですど、この前泥酔してしまい、年下の童貞君の筆下ろしをしちゃいました。

 

私は22歳の大学生で、敦志という彼氏がいます。

 

彼とは卒業後に結婚を約束していて、既に同棲中です。

 

そして問題の童貞の哲夫は、20歳の大学生でアルバイト先の後輩です。

 

私は彼氏ともそのアルバイト先で知り合い、哲夫も彼氏と仲が良く、三人で遊びに行くこともしばしば。

 

そんなある日、高校時代に仲良かった男友達と久しぶりに飲みました。

 

向こうは一旦別れた元カノと復縁し、こっちは婚約ということで、お互いのお祝いしようって感じで地元の居酒屋に行って二人で飲みまくりました。

 

お互い幸せなのもあって、テンション高くハイペースで飲んでいると、店を出るころには二人ともフラフラでした。

 

向こうは彼女が迎えに来てくれるそうで、私も終電が近かったので、

 

「また飲もうねー」

 

と軽い挨拶をして別れました。

 

地元から敦志と同棲しているアパートまでは、電車で1時間以上かかり、泥酔している私は電車内で気持ち悪くなってしまいました。

 

酔っ払っている時に、電車のあの揺れはヤバすぎます。

 

吐き気を何度か催してしまいましたが、途中の駅で降りて吐こうにも、終電なので下りたら終わりです。

 

タクシーで帰ったら、いくらかかるか分からないし・・・

 

仕方なく我慢するしかありませんが、もう気持ち悪すぎて動くだけで吐きそうでした。

 

結局無理で、とっさにカーディガンで全て包みました。

 

高かったけど、ゲロまみれで洗うのも面倒だし、トイレのごみ箱に捨てちゃいました。

 

電車を下りてもフラフラで、歩くのも辛いんです。

 

もうね、目の前がふわふわしてました。

 

敦志に迎えに来てもらいたかったんですが、そんな日に限って夜勤だったんです。

 

とりあえず迎えに来てくれそうな人はいないかスマホを取り出し、履歴を調べていると、良さそうなが哲夫がいました。

 

電話しました。

 

「もしもし」

 

「お願い、迎えに来てぇ」

 

「はぁー?俺今から寝るとこなんすけど」

 

「でも帰れないの~…無理~」

 

「はぁ!?知りませんよ、もう、今どこですか?」

 

「駅~早く~お願い~」

 

「もう!自分で帰れるでしょ!」

 

結局哲夫は5分位で来てくれました、しかもバイクで。

 

私はゲロのせいでヒートテック一枚になってしまっていましたが、哲夫は上着まで貸してくれて、そのまま家まで送ってくれたんです。

 

哲夫ちょー優しい。

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