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- 熟女(男性告白)

お隣の奥さんは保険の外交員
僕が大学へ入学した時の話です。
大学への入学が決まりましたが、自宅から遠かったために一人暮らしをする事になり、アパートを探していました。
大学からは少し遠かったのですが、家賃が相場よりも安く、周辺が割と静かだったアパートがあったので、そこに決めました。
引っ越しも無事に済ませたところで、同じ階の住人へ挨拶をしようと、一軒一軒訪ねて回りました。
私が住むことになったアパートは、2階建ての1階で、一番奥でした。
順番に、
「よろしくお願いします」
と挨拶を交わし、最後に僕の隣の部屋を訪問しました。
「こんにちは、先日隣へ引っ越してきた大西義弘と申します」
「こんにちは、学生さん?」
出て来たのは40歳ぐらいでしょうか、普通のおばさんです。
化粧っ気もない、どこにでも居るようなおばさんで、体型もそれなりです。
「はい。○○大学です」
「あら、そうなの、今どき挨拶なんて感心ね、頑張ってね、私、吉村幸子って言うの」
「初めての一人暮らしで、色々とご迷惑をお掛けするかも知れませんが、よろしくお願いします」
「一人暮らしだと何かと大変だから、困った事があったら何でも相談してね」
「はい、ありがとうございます」
こんな感じでひと通り挨拶を済ませ、いよいよ大学生活がスタートしました。
大学生活にも少しずつ慣れてくると、あらためて一人暮らしの大変さを感じ始めていた時でした。
玄関のチャイムが鳴ったので、覗き窓から確認すると、お隣の吉村さんでした。
「こんにちは、どうかされましたか?」
とすると吉村さんはこう言いました。
「大西君って保険とか入ってない?」
そうです、吉村さんは保険のおばちゃん、つまり外交員でした。
正直いって保険には興味が無く、鬱陶しく思ったんですが、隣の方に失礼な態度を取るわけにもいかず、しぶしぶ話を聞く事にしました。
吉村さんの方が話は上手いので、いつの間にやら部屋へと上がられてしまいました。
「随分綺麗にしてるじゃない、彼女が掃除に来てくれるの?」
「いえいえ、彼女は居ないです、それよりも、話の方なんですけど…」
話を聞くだけ聞いて、とっとと帰ってもらいたかったんです。
「この保険はね~・・・」
とおすすめの保険を説明する吉村さんです。
適当に相槌を打ってたんですが、頭には入ってないし、いい加減疲れてきました。
「あの~こんなに長時間話をしてても大丈夫なんですか?夕食とかお子さんの事とか…」
と僕が言うと、
「あら、うちは大丈夫よ、主人は出張中だし、子供は居ないのよ」
と言われ、一向に帰る気配がありません。
まぁ、契約する気もないし、適当に話だけ聞いてその日は一旦帰ってもらい、ようやく解放されました。