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- 女子高生(男性告白)

子供時代に僕をイジメた女子に高校で再開
僕には、Y美という同級生の幼馴染がいます。
Y美とは子供のころに、ちょこっと遊んだことがあって、
「男のくせに弱いね、本当は女の子じゃないの?」
と言われ、ズボンの上からチンコを捕まれたり、イジメられたり泣かされたりしたこともありました。
Y美の言うことも仕方ないとこがあって、僕は華奢でひ弱、しかも中性的な顔をしています。
当時の僕は気の強いY美の言いなりで、何でもいう事を聞いていました。
しかしながら、小学5年の時に僕は隣町に引っ越すことになり、Y美と遊ぶ事も会うこともなくなりました。
Y美と疎遠になってから数年の歳月が経ち、僕は勉強の甲斐あって、地元でもそこそこの男女共学の進学校に入学することができました。
入学してから1ヶ月ほど経ったある日、クラスで仲良くなった友達が、
「違うクラスにめっちゃ可愛い子がいるって噂だから見に行こう」
と誘われたんです。
情けない話なのですが、子供の頃Y美に苛められた僕はトラウマになり、思春期になっても女性と話すのが怖かったほどです。
いわゆる女性恐怖症だと思いますが、今でもクラスの女子と会話する時に動悸がするほどで、その事を周囲に悟られないようにするのも一苦労でした。
そういう僕なので、いまいち見に行くことに乗り気じゃなかったのですが、友人はよっぽど見たかったみたいで、とにかく強引で頑固でした。
そんなことで揉めて時間を無駄にしたくなかったので、僕は渋々ついて行くことにしました。
噂の子がいるというクラスに到着し、
「それでお前の言ってる子は誰だよ?」
と僕は聞きました。友人は、
「えっと~、いたいた!あの一番後ろの窓側にいる女子の中で、こっち側向いてるあの子だよ」
と女の子たちのいる方向を向いて、興奮した様子で教えました。
僕はそんな興奮した友人を見て多少呆れながら、数人の女の子達の方を見ました。
確かにその子は駄弁っている女子の中でも際立って可愛くて、思わず女性恐怖症の僕でさえも、
「ホントだ、かわいいね」
と即座に答えてしまう程でした。
しかし、可愛いと思うのと同時に、何か言い表せない違和感のようなものが、僕の頭の中を駆け巡っていきました。
その女の子を見るのは初めてだと思うけど、でもどこかで会ったことがあるような気もしたんです。
そしてしばらくすると、その子が誰なのか分かったのです。
確認のため、その子の名前を友人に聞くと、やはりY美だったのです。
僕は背筋が凍りました。
昔はわりと男っぽかったY美は、考えられないほど清楚で女の子らしくなっていて、とても可愛いのです。
一目見ただけでは分かりませんでした。
僕は子供の頃イジメられた記憶がよみがえって怖くなり、
「もう見たから満足したろ、早くクラスに戻ろうよ!」
と友人を急かして戻ろうとましたが、時既に遅しでした。
僕はパニック状態になって、結構大きな声で友人を急かしてしまったようです。
そのクラス全員からの視線を浴びることになってしまい、ビクビクしながらY美の方を見ると、Y美は僕の方を見てニヤニヤ笑っていたんです。
絶対にY美は僕の事を覚えていると確信し、僕の高校生活は終わったと思いながら、その場から急いで自分のクラスに戻りました。