巨混浴温泉
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温泉旅行に行くことに・・・

 

僕は27歳の冴えないブサイク野郎、しかも童貞です。

 

モテるはずがないので、告白したこともされたこともありません。

 

そんな僕の会社の同僚には、何故かイケメンが多いのです。

 

女子大生のアルバイトも何人かいるのですが、彼女たちは当然イケメン社員たちと、いつも仲良さそうにしています。

 

僕は当然ながら蚊帳の外です。

 

別になんとも思っていません、そういう人生を歩んできましたから。

 

しかし、そんな中でもアルバイトの女の子に、紗江ちゃんという一人だけ真面目な子がいます。

 

その子だけは、チャラチャラしたイケメンとは距離をおき、僕のところに仕事の相談にきてくれます。

 

素直に嬉しいのですが、それ以上の関係でも、それ以下でもありません。

 

何の期待もしていませんし、そういう事は全て諦めて生きてきました。

 

そんな中、年末が近づいてきたころに、イケメン社員たちが、

 

「みんなで温泉旅行に行こう」

 

と言い出しました。

 

アルバイトの女子大生たちは大喜びです。

 

僕も紗江ちゃんも誘われました。

 

別にイケメン連中と仲が悪いわけではありませんが、仕事だから付き合えるのであって、チャラチャラした旅行に行きたいとは思いません。

 

紗江ちゃんも同じ気持ちのようでした。

 

しかし、せっかく誘われたし、空気を乱すのもよくないと思い、行くことにしました。

 

紗江ちゃんも、

 

「ヨシさん(僕)が行くなら私も行きます」

 

と言ってくれました。

 

というわけで温泉旅行に出かけまして、バカ騒ぎにカラオケに酒盛りにと盛り上がっています。

 

僕と紗江ちゃんは、雑用係りに徹していました。

 

僕は元々お酒が強くないし、ノリが悪いのはみんなも分かっているので、無理に飲ませたり、歌わせたりする者はいません。

 

紗江ちゃんも僕に合わせてくれています。

 

ある程度、女性陣にも酒が入り盛り上がった所で、イケメン同僚の一人が言い出しました。

 

「ここってさぁ、さっき確認したけど、混浴があるじゃん」

 

「まじ?!じゃ、今から行かね?」

 

というような事をわざとらしく言い出しました。

 

女の子達は、

 

「キャー、キャー」

 

言い出し、恥ずかしがる子もいれば、はしゃいでいる子もいます。

 

でもいつの間にか、みんなノリノリです。

 

「さー、行こう行こう!」

 

という流れになりました。

 

お前のチンポも見せろ

 

案の定、紗江ちゃんは最初

 

「行きたくない」

 

と言いましたが、女の子達にしつこく言われ、渋々付き合うことになりました。

 

当然、僕も一緒に行くしかありません。

 

旅行にまで来たんだから、場がシラけてしまうのは極力避けなければいけませんからね。

 

男連中と一緒に風呂に入ることも、この時が初めてでした。

 

男連中は、ぱっぱと服を脱いで風呂場に行きます。

 

僕も彼らに遅れたものの、服を脱いで下半身をタオルで隠しながら入っていきました。

 

女性陣も、バスタオルで隠しながら入ってきました。

 

イケメン連中は残念がっていましたが、女性の裸に免疫の無い僕は、残念なような安心したような、ちょっと複雑でした。

 

女の子達の中に、当然紗江ちゃんもいました。

 

後ろで隠れるようにしています。

 

女の子達は、最初は恥ずかしそうにしていましたが、湯船がにごり湯だった事もあり、皆で浸かってワイワイ話している間に、緊張が解けてきたみたいです。

 

女の子はタオルで隠してるとはいえ、僕は目のやり場に困り、みんなより少し離れた場所にいました。

 

すると女の子の一人が、

 

「ねえ、紗江ちゃんって意外とおっぱい大きくない?」

 

と言い出しました。

 

「あっ本当だ!おっきぃ!」

 

「いいな~」

 

「羨ましい」

 

と騒ぎ出し、それに乗ってイケメン達も、

 

「隠してちゃ分かんないな~」

 

「どれどれ~、俺が揉み比べて~」

 

などと言うと女性達も

 

「キャーキャー」

 

言い出します。

 

そのうちに、誰がスタイルがいいとか、おっぱいが大きい、小さいとかの話になります。

 

イケメン達はニヤニヤしながら、女の子達の胸を冗談半分で触ろうとしたりしています。

 

僕は

 

(羨ましいな)

 

と思いつつも、とても間に入っていく勇気などあるわはずがなく、その様子を見ながら悶々としていました。

 

すると突然、女の子の一人がとんでもない事を言い出したのです。

 

「私達ばかりずるい~、男性陣も見せてくださいよ~」

 

「キャー、ヤダー!」

 

「いいね!見たい、見たい!」

 

コレにはイケメン達は大喜びでした。

 

「え~、まじか?」

 

とか言いつつニヤニヤしています。

 

イケメン達は、恥ずかしげもなく、チンポを女の子達に披露します。

 

女の子達は

 

「キャーキャー」

 

言いつつも、しっかり見ているようで、

 

「ジンさんの、おっきー」

 

などと、はやしたてて喜んでいます。

 

そして、

 

「ヨシさん!」

 

「ん?」

 

呼ばれた時は、何の事か分かりませんでした。

 

「次はヨシさんの番ですよ!」

 

「ヨシさんも見せてくださいよ!」

 

「えええっ!!」

 

「そうだぞヨシ、お前のチンポも見せろよ!」

 

イケメン連中まで言い出します。

 

巨根がコンプレックス

 

「いや、俺は、いいだろ・・・」

 

僕は輪の中に入ってないし、振られることはないと思ってました。

 

というより、そう思いたかったんです。

 

実は僕は、誰にも言えないコンプレックスがありました。

 

長年隠し通してきて、誰にも言わなかった秘密です。

 

一人でずっと悩んできました。

 

本気で嫌でしたし、人にバレたらなんと思われるか分かりません。

 

しかし、イケメンの一人が、

 

「頼むよヨシ、ここで盛り下げんなよ」

 

これまで空気は乱さないように努めてきたので、もう仕方ありません。

 

僕は立ち上がって、堂々とみんなにチンポを見せました。

 

空気が一瞬止まった気がしました。

 

(ああ・・・終わったな・・・)

 

と本気で思いました。

 

しかし、

 

「ちょっ、デカッ・・・」

 

「いやっ、すごい!」

 

女の子達もイケメン達も、口々に驚いています。

 

最初は、みんなのリアクションが不思議でした。

 

「ヨシ、お前凄いな!」

 

イケメン達が、

 

「見直したぞ」

 

って感じで肩を叩いたりしてきます。

 

「ヨシさん、すごい!」

 

女の子達までが言いました。

 

僕のチンポは、人よりかなり大きく、いわゆる巨根なんです。

 

中学に入ったころから目立ち始め、とても恥ずかしかったんです。

 

そのころから、自分が巨根だなんて人にも見せられないし、相談もできません。

 

童貞なので、女性にも見せたことがありません。

 

僕は巨根を笑われると思ったのですが、みんなが凄いと言ってる反応に驚きました。

 

「いやん、ヨシさん見る目が変わっちゃうわ」

 

「大きくなったら、私の腕くらいになるんじゃないですか?」

 

と、女の子達も興味津々のようでした。

 

僕の巨根は、この時からコンプレックスではなくなりました。

 

とはいえ結局のところ、いくらチンポが大きくても、ブサイク顔なのでモテるようになるわけでもなく、その後女の子に夜這いされたとかいう話もまったくありません。

 

「ヨシさんのチンポはデカイ」

 

という伝説みたいなものだけが残り、温泉旅行から帰りました。

 

それでも、多少みんなが僕に、一目置いてくれてるような空気にはなりました。

 

ただ、すれ違う時や、会話の時なんかに、股間に視線を感じるようになりました。

 

旅行に行かなかった人ですら、どこかで噂を聞いたのか、チラッと僕の股間を見ていく気がするのです。

 

遠慮なしに、

 

「ヨシくんって凄いんだって?」

 

と聞いてくるおばちゃんもいました。

 

紗江ちゃんの様子がおかしい

 

さて、そんな状況に変わっていった中で、一番の変化は僕ではありませんでした。

 

それは紗江ちゃんでした。

 

紗江ちゃんは、あの旅行以来、なぜかこれまでとは違い、妙にヨソヨソしい態度になりました。

 

話かけても上の空だったり、変に緊張しているみたいだったりするのです。

 

仕方なかったとはいえ、みんなの前でチンポを見せたことで、真面目な紗江ちゃんに

 

(軽蔑されたのかな)

 

と思っていました。

 

そんなギクシャクした関係が何日か続き、仕事が終わって片付けている時に、携帯が鳴りました。

 

携帯には、紗江ちゃんの名前が表示されています。

 

一応アルバイトの子達の携帯の番号は登録してあり、何かあったら連絡するようにはなっていたので、電話が掛かってくる事は不思議ではありません。

 

しかし、この日は紗江ちゃんはバイトは休みだったので、少し違和感を持って電話に出ました。

 

「あ、ヨシさん、お疲れ様です」

 

「紗江ちゃん、お疲れ様」

 

「あの・・・もうお仕事終わりそうですか?」

 

「うん、終わって片付けしてる所だけど、どうしたの?」

 

「いえ、あの、ヨシさん・・・お仕事終わったら、相談があるんですけど・・・お会い出来ませんか?」

 

何やら真剣な様子の紗江ちゃんの電話に、妙にドキドキしてしまいます。

 

「・・・僕に?」

 

思わず聞き返してしまいました。

 

「はい・・・」

 

「仕事の事かな?」

 

「いえ、あの・・・詳しい事は後で話しますので」

 

「分かった、どこに行けばいいのかな?」

 

そういうわけで、紗江ちゃんと待ち合わせをして、あるお店で会うことになりました。

 

僕の人生において、女性と待ち合わせをするなんて初めてのことです。

 

待ち合わせ場所行く間、

 

(ひょっとして、ここ最近ヨソヨソしかった事が関係してるのかな?)

 

など、色々な事を考えていました。

 

待ち合わせたお店に着くと、すでに紗江ちゃんは来ていました。

 

「ごめん、お待たせ」

 

生まれて初めてのセリフを言いながら、席につきました。

 

「いえ、お仕事中にお電話してすみません」

 

そう言いつつ頭を下げる紗江ちゃんは、いつもの仕事の時の格好とは違い、全体的にお洒落な感じで、髪も綺麗にセットしてて、女の子らしい綺麗な格好でした。

 

「それで・・・今日はどうしたの?」

 

適当に注文したあと、話を切り出しました。

 

本当にまったく想像がつかなかったので、内心ドキドキしていました。

 

「あの・・・ここではちょっと・・・」

 

いつにも増して、紗江ちゃんが言いにくそうにしています。

 

しかもなぜか、耳まで真っ赤です。

 

ラブホテルに入った理由は・・・

 

結局、待ち合わせして相談があると言われたのに、いつの間にか僕のおごりで、レストランでは食事をするだけになってしまいました。

 

食事が終わると、今度は紗江ちゃんが、

 

「行きたい所があるんです」

 

と言ってきたので、付いて行く事にしました。

 

しかも、

 

「せっかく2人きりなので」

 

と言って、手を繋いできました。

 

女の子と手を繋いで歩くという初体験にドキドキしながら、これから一体

 

(どこに行くんだろう)

 

と不安な気持ちでした。

 

無言のまま歩く紗江ちゃんに手を引かれ、繁華街をドンドン進んでいきます。

 

そして、気がつけばそこはラブホテル街です。

 

「紗江ちゃん?」

 

彼女の意図がまったく分からないし、童貞の僕はパニックでした。

 

「私とじゃ・・・嫌ですか?」

 

この時通りかかった人たちは、何事かと気になったことでしょう。

 

お洒落なラブホテルの入り口の前で、真面目そうだが美人系の巨乳の女の子とブサイク野郎が揉めているのです。

 

しかも、積極的に手を引いて入ろうとしているのは、女の子の方です。

 

周りの視線が気になった僕は、仕方なく彼女の手に引かれるまま、ラブホテルに入りました。

 

「いったいどうしたの?なんで!?」

 

結局部屋に入ったものの、本当に訳が分からず、なぜ真面目な紗江ちゃんがこんな事をするのか意味が分かりませんでした。

 

「理由を言わなきゃいけませんか?」

 

なぜか紗江ちゃんは、半泣き状態でした。

 

「いや・・・僕も、その・・・あのう」

 

「話しても、軽蔑しませんか?」

 

「いや・・・話してくれないと・・・分かんないよ」

 

「話したら・・・きっと、軽蔑されます」

 

こんな不毛なやり取りを、何度か繰り返しました。

 

僕が落ち着いた態度が取れればいいんですが、童貞だし、ラブホなんて初めて入ったし、パニくってたんです。

 

そして不毛なやりとりの末、

 

  • ・どんな理由でも軽蔑しない
  • ・誰にも言わない
  • ・セックスする
  • ・付き合う

 

という事を約束させられました。

 

そりゃ、ブサイク童貞野郎には願ってもない話ですが、すべては理由次第です。

 

「あの・・・実は私・・・」

 

「・・・うん」

 

「おっきいおちんちんが好きなんです」

 

「は?」

 

(次回に続く)

 

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